インドネシアの契約方法、給与、手当などについて紹介します。
●雇用条件①(就業時間、契約期間、試用期間)
・勤務時間
労働時間は原則として最長1日8時間、1週間40時間と規定されています。始業時刻は7:30~8:00~9:00あたり。インドネシアの法定祝日は年間19日あります。断食明けのレバランを連休にする会社も。
・雇用契約期間
外国人の場合は、1年ごとの契約、ビザ更新となります。
・試用期間
試用期間は3ヶ月、その間は通常給与の80%となっています。
●雇用条件②(所得税、支払通貨)
・提示された給与がNET給与(手取り額)なのかGROSS給与(額面)なのかの確認が必要です。インドネシアでは、基本的にはNET給与が提示されます。一般的に企業の責任と負担で納税されるため、提示されたNET給与から所得税を考慮する必要はありません。GROSS給与の場合はそこから20~25パーセントくらいの所得税が控除されることになります。
・給与支払い通貨
インドネシアルピアのみ(2015年7月より)。
●雇用条件③(手当、賞与、査証、保険)
・諸手当
交通費、住宅手当、携帯電話の通信費、日本帰国費用など、会社によって規定されています。特に会社~自宅の通勤に運転手付きの社用車を手配してくれる会社も多いです。
気になる点は早めに確認しておいた方が良いでしょう。
・賞与
年1回、1ヵ月分の支給が一般的です。
・査証(ビザ)の取得
多くの場合、企業側で費用負担及び手続きしていただきます。
・海外傷害保険
インドネシアの健康保険はほぼ使用できないため、海外傷害保険で補うのが一般的です。対象の医療機関でキャッシュレスで診療受診可能(金額範囲は契約内容によって異なります)。概ね、日本人が加入するにあたっては年間$1,000~1,100程度で十分カバーできます。この場合、基本的に死亡保障はつきません。
海外傷害保険について会社負担としている場合もありますが、入社日からの加入か、本採用後からの加入か、確認が必要です。